NO.161 晴れ空へと… [想い]
事実、宇宙から見た天気図の雲にはきれ目があって、晴れ間が待ちかまえている。
永遠に続く雲なんて、見たことがないのに。
雨はいつかあがるのがあたりまえ。
信じようが信じまいが、ほんとうに、ほんとうにいつも太陽はやってくる。
がっくりと落ち込んで悲しみにどっぷりとつかっているような時、私はこの天気図を思い出す。
遠くから私を眺めれば、私はすきまだらけだ。
悲しみだけで、できているのではない。雲のきれ間を持っている。
信じようが信じまいが、そんな悲しみをけろりと忘れて笑っている自分は、すぐにやってくる。
自分の中のお天気の回復力。
大好きなおーなり由子さんの「きれいな色とことば」より。